1章

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夏休みに母から衝撃の言葉があった。 いつものキャンプは1泊2日。 夏にもそんなキャンプがあるんだと思ってた。 でも母から聞かされたのはキャンプじゃなかった。 「土と水と緑の学校」 学校? なんで学校に夏休みに行かなきゃ駄目なの? キャンプは何で無いの? あたしの頭ははてなでいっぱいだった。 母から聞かされた内容は いつも行ってるのは山でのキャンプ。 今回は海でのキャンプ。 いつものキャンプは大阪での人数の少ないキャンプ。 でも今回は和歌山であって大阪や奈良、東京… 色々な所から沢山の子が参加する。 沢山の子がくるって聞いてあたしは不安になった。 皆の前では平気なふりしてるけど 本当はすごい人見知りだったなあたし。 やっぱり行きたくない。 そう言おうと思った。 でもすでにあたしには拒否権なんかなくて 参加申込書は出されていた。
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