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――カツラ町
ここは村とは違いとても賑やか。更に市場や騎士団学校など、あらゆる施設が建っている。ノノ村から歩いて10分かかる場所だ。
「ありがとうユウ。助かった!」
「いやぁ~」
ヒカルが礼を言うとユウは照れたように笑う。
「さてと怪しい奴はいないかなーっと」
キョロキョロと辺りを見渡すも何もない。…と思いきや少し遠くの方から刃物同士がぶつかり合う音が響く。
「! 明らかにあの方角が怪しい…。行くよヒカル、テツヤ!」
「「了解っ!」」
二人揃ってミワの後を追いかける。勿論少し遅れてユウも来るのだった。
広場についた4人が見たのは斧を振り回す謎の男と女騎士。女騎士の方は4人の知り合いらしく一斉に名を叫んだ。
「「サキ!?」」
「待っててサキ、今助ける!」
「ちょっ、ミワ!!」
駆け出したミワに気づいた男は口笛を吹く。すると魔物が現れ鋭い爪で攻撃を仕掛ける。
「うわ、危なっ」
紙一重で避けたおかげで無事だったが微かに衣服が破れてしまった。
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