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「はい。」
「あっありがとう…。」
「夏みかん、嫌い?」
「うっううん、大丈夫。」
「大丈夫って…好きか嫌いかでしょ?」
「あっそうだよね、好きだよ夏みかん。」
「なら良かった。」
彼は階段のところに座る私に夏みかん味のジュースを買ってきてくれた。
「あのっ…ありがとう、助けてくれて…。」
「あのさぁ、もう10時だよ?一体何してたわけ?」
「何って…特に何もしてなかったかな…?」
「滝朱河さぁ、自分がかわいいって自覚してる?」
「えっ…?」
「自覚してないだろ、自分が狙われやすいって。」
「いや、そんなことないよ。」
「そんなことあるんだよ、もっと気を付けろよ。」
「ごめん…なさい。」
「ほら、それ飲んだら帰るぞ。」
「あっ、ありがとう。」
「どういたしまして。」
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