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キーンコーンカーンコーン
「ほら、席に着けーっ。」
ガタガタっ
「朝から古典って…眠くなるだけじゃんね?」
「そうだね、彩乃、寝ちゃダメだよ?」
「いや、無理な気がする…。」
授業開始20分、前に座る彩乃はすでに机に突っ伏して寝ていた。
「おいっ、高村っ、起きろっ!」
「…Zzz。」
「…滝朱河、起こしてやれ。」
「はい…。
彩乃っ、起きてっ!」
「んーっ
何ぃ、リリア!?」
「何ぃ!?じゃないっ!
高村っ、53ページから読めっ!」
「わっ、すみませんっ!
えーと…?」
「もういい、隣、中島っお前が読めっ!
っておいっ!中島っ!お前も起きろっ!」
「へっ!?」
「中島もか…、って高村っ!また寝るなっ!」
「すっすみまへ~ん。」
「ふぅ…。」
キーンコーンカーンコーン
「高村っ、中島っ、後で教員室へ来いっ!」
「「えっ!?えぇぇぇぇぇぇぇっ!?」」
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