友達のオレンジ

5/19
前へ
/32ページ
次へ
「最悪…。」 「寝ちゃダメだって言ったじゃない?」 「眠かったんだもん…。」 「中島くんと教員室行っておいで。」 その頃、中島くんも呉島くんに泣きついていた。 「お前アホか、あいつの授業で寝るなんて、怒られんの当たり前だろ?」 「う~っ、橙夏っ、一緒に来てよっ!俺怖いよーっ!」 「やだ、ってか高村も一緒だろ?大丈夫だろ。」 「俺、高村さんと話したことない…、それに…怖そ…」 「何か言った?」 「わぁっ、たっ高村さんっ!」 「ほら、行くよ!」 「あっ、はっはい!」 中島くんは彩乃を怖がってるみたいで、小さくなりながら彩乃の後ろを着いて行った。 彩乃は怖くないのに…。
/32ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7人が本棚に入れています
本棚に追加