友達のオレンジ

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呉島くんは魔法が使えるみたい…。 今までずっと気にしてて、コンプレックスだったのに…。 名前も髪も瞳も… 今では好きになりかけてる。 「あ、止んだ。」 「えっ、あ、ほんとだ…。」 「じゃあ帰るか。」 「うん…。」 さみしい…。 もう少し呉島くんと話していたい。 なんて考えが浮かぶ。 「滝朱河?」 「え、あ、何?」 「大丈夫?」 「あっ、うん。大丈夫。」 「なら行くか。」 「うん…。」 神様、これが恋ってものですか? 私の、初恋ですか?
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