友達のオレンジ

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ママの言葉に赤くなりながら、私は冗談だと言って顔の前で手を振った。 「冗談…ならいいのだけど…、気を付けてね、リリア。」 「何を…?」 「ううん、少し気にかけといてってだけ。」 「ふーん?」 ママの変な態度に違和感を感じながらも私はベッドの上の携帯を手に取って、電話帳を開いて呉島くんの名前を見つめた。
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