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彼、呉島橙夏と出会ったのは高校の入学式。
私が容姿からか男子たちの視線を集める中、彼は1人空を見ていた。
そんな彼を見ていたら一瞬目があった。
そのとき、彼の瞳がオレンジに光っていたんだ。さらに後光のように彼自身もオレンジに光ったんだ。
私の好きだけど嫌いな色、オレンジ。なんとなく体が拒否反応を起こした気がした。
オレンジに包まれた彼。
別に夕陽が当たっていたわけでもないのに、何で光ったのだろう…
それは3ヶ月前の午前10時の出来事だった。
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