第三通 警備員
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眼を大きく見開きじっとバイクに跨がるSを遠目に観る。 警備員を尻目にSは喋りかける。 「工事してるマンションに配達物があるんで、通行していいですか?。」 警備員きょとんとして、 「はい。どうぞ。」 Sは会釈(えしゃく)をしてアクセルを吹かす。 ブッブッブー。
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