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それは12月のこと。
雪が深々降っていて、身も凍えるような寒さだった。
俺、三谷原光國<みやはら みつくに>
『ブレット』っていうチームの総長をやっている
ここら辺では普通に有名なチームだと思う。
チームを紹介すると.......
副総長の凛音〈りおん〉
俺より3つ年上の頼れるお兄さん的存在だ。
でも怒らせると手が付けれない。
そして幹部の
祥矢〈しょうや〉
こいつは喧嘩好きで、恐ろしく喧嘩が強いやつ。
だからチームの抗争の時も先陣きって飛び出していくもんだから、俺らが着くころには終わっていたなんてことも少なくない。
ろん
『ブレット』の頭脳。本当に頭がいい。
頭がいいというか、回転が速くて悪知恵が働く。
喧嘩は強くないし、抗争とかは嫌いみたいだ
じゃあなんでやってんだよって話だよな。
そのせいかよく祥矢にいじめられてる。
『ブレット』は総勢50人ぐらいの中堅チーム。
でも最近はよく新人が入ってるみたいだ。
そこら辺の管理は全部ろんがやってるからな.......
『光國』
「ん、凛音?どうした?」
凛音は唯一俺に敬語を使わない。
使わなくていいって言っても、みんな敬語なんだよなぁ.....
まあ、そこは一応総長だからか
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