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「あとな、さっきのことだけど........あれはお前らが勘違いしてるだけで、俺はお前たちを見捨てた覚えなんてないからな。ちゃんと怪我を治してから来いってことだ。」
『『『『総長......』』』』
キラキラと目を輝かせ、まるで眩しいものでも見るみたいに見つめてくる5軍のメンバー。
そして、デジャブを感じる........
「あと、一斉に抱き着くのは勘弁。自分らが体格の良い男ってことを理解しろ。」
今にも抱き着きそうな5軍のメンバーを両手で押さえた。
俺の身長
172センチ。
まあまあ高いだろ?
でもなぜか新人はみんな175センチ越えという長身ぞろい。
そんなのが束になってかかってきたら怖ぇのなんの
(本当、なんでこう体格の良いやつばっか集まったんだか........)
『っ!!総長!う、後ろっ』
5軍の一人のメンバーが顔を真っ青にして俺の後ろを指差した。
ぱっと後ろを見ると、祥矢がろんの胸ぐらを掴み今にも殴りかかりそうな状況。
(あ、やべっ、忘れてた........)
すぐに間に入り、止めに入ろうとした
『光國。いい、俺が行く......』
そこには般若化した凛音の姿が.......
ろん、祥矢、ご愁傷様.......
そっと手を合わせておいた。
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