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サキちゃんに教室まで連れて行ってもらった。
つかサキちゃんもまさかの同じクラスだったwww
俺のテンションはマックスだぜぃ!!!!
そんでもってトモも同じクラスだったもんだから、俺ってば運命的な何かを感じてしまったよwww
トモちんもええ人やし!サキちゃんも可愛いし!!出だしは順調★
このまんまいい感じで行ってくんないかなww
なんてゆう俺の甘い考えはその日のうちにぶっ壊されたwwww
他でもない。
あの会長様の所為にございますwwwwww
放課後、寮までトモとサキちゃんと一緒に帰ろうとした時だった。
ピンポンパンポーン♪
悪魔の声が校内放送で流されたのは。
『1-5中田麗央。至急生徒会室まで来い。来なければ……わかってんな?』
会長様からの直々のお呼び出しにございます。
www入学初日から俺のキャッキャウフフなスクールライフが危機にさらされてますwww
「麗央……」
心配そうに俺の顔を覗き込むトモ。
イケメンが俺のために眉を下げているだとぅ!?
こんなこと、絶対にダメだ!!
俺なんかのために、そんな顔、しないでくれよww
「心配するな、二人共。俺はきっと帰ってくるよ……。じゃぁな!!!」
俺は二人を巻き込まないために駆け出した。
「「あ!麗央!!」」
二人の声が聞こえるが俺は止まらない。
止めてくれるな!
犠牲になるのは俺ひとりで十分だ。
君たちは、俺の分まで楽しい人生を送ってくれたまえ……。
「……行っちゃったね……」
「……ああ」
残されたトモとサキちゃんは呆然と立ち尽くすしかなかった。
「「生徒会室、逆方向なのに……」」
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