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「……本当にジェットコースター無理なんなら、言えよな……」
いやいやいやwwwww
言いましたよ、言いましたともよ!!!
俺はいい、お前だけ楽しんでこい的な何かをいったさ!!!
「そんなんじゃわかんねーよ!!俺、ただでさえ麗央とで、デートだからって周囲が見えなくなってんだ……。はっきり言ってくんないとわかんねーよ……」
そう言うとまりもくんは今にも泣きだしそうな顔をしてまた俯いてしまった。
「……麗央が、気づいたら気絶してて、俺、俺……どうしたら、いいのか……ヒック。わ、わかんなくて……!こ、怖く、て……!!」
……そうか。
俺、気絶してたんか。
まあなんか両親に遺書的なものを脳内で書き上げてたもんなwwww
昇天間近だったwwwwww
うーん。
俺が昇天仕掛けたのも全てこいつが原因なわけなのだが。
こいつが泣いてても全然萌えたりキュンとしたりなんてことは全くもってないわけなのだが。
……もう一度言うぞ。
こいつが泣いてんのにときめくなんて百パーありえないから!!
「……泣くなよ」
だ、だから俺が今まりもを泣き止ませようと頑張ってんのはただただこの空気がいかにも俺泣かせちゃったぜ!みたいなんで俺が悪いの?!的な感じになったからであってだな。
全く同情心とかは無い。
ときめきもない。
ときめきなんかあるはずがない。
いいかい?
大事なことなので2度なんてケチケチしないで何回でも言うぜ?
まりもの泣き顔にときめいたのだはない。
これは周囲の見えない圧力(俺たち以外に人間はいないが)からの行動である。
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