プロローグ ~親友の彼~

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男の唇が女の唇を塞いだ。 二つの身体は隅々まで混じり合い、溶けてゆくようだ。 男が唇をわずかに離した瞬間、女はのけぞって声を出す。 「……陽太」 男もそれに応えるように女の名を呼ぶ。 「亜里沙……」 二人は再び唇を合わせ、お互い激しく求め合っていた。
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