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学校帰り、駅前の信号を待つ俺。
「ウッヒョー!なんだよこの胸デッケー!」
雑誌を見ている俺。
チラッと信号を見る。
「長げーなこの信号。」
再び雑誌に目をやろうとした時クラクションが鳴った。
「うるせーな。」
車が鳴った場所を見てみると、小さな男の子が跳ねられそうになっている。
「人が死ぬとこ見れるぞ!」
ドキドキ ドキドキ
俺の鼓動が早くなっていく。
「待てよこんな小さい子が死んだら、親悲しむだろうな。」
ボン! ポキン!
「何やってんだ俺。
そうだ勝手に足が動いて助けちゃったんだっけ?
男の子は?よし擦り傷だけだ。つーかさっきすんごい音なったな首折れたんかな?
あー。なんか動けない。死ぬのかな俺。
「どこ?ここ。」
気付いたら俺はマンションの一室にいた。
こうして俺、仲谷煌介の戦いが始まったのだ。
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