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宇宙から夜の地球を見下ろしてみると、地球全体で、明かりの点いている所はほのかに光を放っており、明かりの無い山岳地帯などは真っ暗なのだという。
どこまでが本当の話かわからないが、そもそもにおいて人間は本当に宇宙に、月に行ったことがあるのだろうか?
疑問に思うのは無理もないし、きっかけも単純だ。
人間は、宇宙を写真やテレビでしか見たことがない。本当にそんな物があるのかどうか、誰も知らないし証明のしようがないのだ。
たとえ宇宙飛行士がロケットに乗って月へ行ってきたと言っても、月に降り立った時に写真を撮ったと言っても、それを見る側聞く側は実際に見ていないのだから確かめようがないのだ。
百聞は一見にしかず。
自らの意志と経験による見聞以外の情報など、ただ外部に漂っているだけの情報にすぎない。
つまり実際に自分で見て聞かないと、信憑性なんてまるで零だということだ。宇宙から見た地球の写真なんて、動物図鑑に載っている見たこともない動物の写真と何ら変わりない。
であれば───夜の地球がどれだけ明るいかなんて誰も知り得ない。故に、噂と同じで信憑性もない。
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