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序章 二人
僕は今から、手術を受ける。先日、親と一緒に手術の説明を先生から聞いた。その説明には、失敗したら僕は死ぬかもしれないと言われた。もともと僕は、体が弱く、病気になりやすい体質であった。
その因果か、体力が持たず死ぬ可能性があると言われ、更に手術を成功したとしても、病気が再発する可能性もあった。
それでも、僕は手術を受けることにした。僕のことを思ってくれている家族や友人のためにも、病気は早く治したかったのだ。麻酔がかけられ、意識が薄れていく中、生きたいと強く思った。
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