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暑い夏
クーラーをかけていて涼しいはずの部屋なのに、クーラーは消えていて暑さで
荒木 瑠已(アラキ ルイ)は目が覚めた
おまけに横で湯たんぽのように暑い何かに押し出されて、ベッドからころげ落ちる
そのせいで完全に目がさめ
立ち上がると自分のベッドに横たわっているおとこ
兎雫 津柚己(トダツユキ)をベッドにひざ立ちになり思いきり膝蹴りをした
「ッうっ!?」
その瞬間津柚己は苦しそうな声をあげて目をさました
少し手加減をしたつもりだったが痛かったらしい
瑠已は心配する様子もなく津柚己にといかける
「おい、何でクーラーが消えててお前はベッド独占してんだよッ」
それでも腹をおさえていて津柚己は答えない
「そこまで痛くもねーくせに、ふりしてんじゃねぇーよ」
「……バレてた?」
そう言うと立ち上がりあくびをしている
「それより、何でクーラー消えてんだよ」
「寒かったから?………それしかねぇだろ」
そんなことをいってヘラヘラしてる津柚己
「そんなこと聞いてんじゃねーよ、つか俺の部屋にいつ来た」
「9時頃じゃね?いちいち時計なんて見てねぇーよ」
時計を見ると時刻は昼を過ぎて
1時頃だ、
だいぶ寝ていたようだ
津柚己のせいで汗をかいてしまったため風呂場へ向かった
今日みたいなことは過去にもあるため風呂場へ向かう瑠已に津柚己は気にすることなく
再びベッドへ寝転がる
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