日常的非日常

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「美味しかったー!!お刺身も新鮮だったし汁物も出汁が出ててすっごく美味しかった!!」 「それは良かった。今日は皆して張り切ってたからなー。鯛のアラ汁が美味しかったなー」 空には星がキラキラと輝いている。私の隣を歩く猫又と共に歩く妖怪だらけの横町。 こうやって人間の気がつかないところでコイツらは生きている。 何千年 何百年 長い時間の中を だから私には分からない世界を覗けて今日は楽しかったなって思う。 「彼方」 「何?どうかした?」 「また、一緒に来ようね」 「…………そうだね。また来よう」
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