日常的非日常

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「…………ホント、名もない低俗妖怪はどっちだよ。ムカつく」 空気が変わる 「キミも読めるんだったっけ?じゃあ、読んでみなよ」 「…み……見え…!?見えな…………」 違う 見えてはいる。 闇 例えるならば深海が一番当てはまるのか、 真っ暗な闇の中に ドロドロとした水に呼吸さえも苦しい。 見えるのは 目 瞳 狂気 Sleepy hollow 眠っていた狂気。 「ばっ……化け物!!」 「化け物…?それはキミもだろう?」 闇が静かに支配する。 ボクは見えないんじゃないんだ。 見ないんだ。 全て 明らかになっては 「「つまらないでしょ?」」
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