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次の日の朝高校生であるおれは学校に向かうべく通いなれた道を歩いていた。
「おーい!レイー!ちょっと待ってよー」
おれは後ろから聞こえた声に歩くのをやめて声の方に振り向いた
そこにはこれまた見慣れた幼馴染みの顔が見えた
とても長く綺麗な黒髪を後ろでアップでくくり(しょせんポニーテール)で皆と同じ制服を着ている
それにも関わらず彼女はとても目立っている
何故ならそれは彼女が美少女だから。おれは見慣れている?のであまりそうは感じていない
だが回りからの視線は明らかに彼女が現れてから彼女に釘付けになっている
それほどの美貌の持ち主が
彼女、花園 桜(ハナゾノ サクラ)である
「レイ!ちょっと酷くない?僕のこと置いて先に行くなんてさ」
「だって、桜を待ってたら遅刻するかもしれないから…」
「いやいや。なに言ってるの?かなり時間に余裕あるでしょ!」
今の時刻は8時、登校時刻は8時45分まで学校までは約15分つまり余裕を持って登校している
にも関わらずレイがこんなことを言ったのにはちゃんと理由がある
それは…
「……!! レイあれ見てあんなとこに猫がいるよ!かわいいー」
そう言いながら桜は5メートル先にいる野良猫に向かって走り出した
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