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「ええ、シロートですから」
樹利はニッと笑って、カズと共に収録部屋に入りテーブルを挟んで対面に座った。
「それじゃあ、打ち合わせをさせてもらいます」
と簡単な打合せをしたあと、カズはしっかりと樹利を見詰めた。
「基本的に質問に答えてもらうってスタイルでいいので。
番組性質上、結構、際どい質問も来ますが、その辺は樹利さんらしく上手くかわしてもらっていいです。
俺もフォローしますし」
「ああ、了解。
カズにフォローされるなんてドキドキするな」
「って、またからかわないでくださいよ」
そんな二人のやりとりにスタッフ達はクスクス笑っていた。
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