第2話 『樹利の回答』

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「ええ、シロートですから」 樹利はニッと笑って、カズと共に収録部屋に入りテーブルを挟んで対面に座った。 「それじゃあ、打ち合わせをさせてもらいます」 と簡単な打合せをしたあと、カズはしっかりと樹利を見詰めた。 「基本的に質問に答えてもらうってスタイルでいいので。 番組性質上、結構、際どい質問も来ますが、その辺は樹利さんらしく上手くかわしてもらっていいです。 俺もフォローしますし」 「ああ、了解。 カズにフォローされるなんてドキドキするな」 「って、またからかわないでくださいよ」 そんな二人のやりとりにスタッフ達はクスクス笑っていた。
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