学園?HAHAHA通うがサボるに決まってる。

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まぁそれは置いといて今日がそのテストの日だ。 いや、テストと言うには語弊がある。 正確には生徒同士の試合のトーナメント戦 普段授業に出ていないボクは、ここで優勝又は準優勝しなければ退学になるだろう。 でもまぁ退学になったら、なったでつまらない授業に出なくて済むので勝っても負けても良いのだが… 大事なのは、自分の力がどれくらい通用するのか確める事だ。 まぁ勝って優勝したら別の学科に移動するつもりなのだが… そうだな…探検・冒険科にでも移動するかな とか考えていると前方から金髪がドリってる女生徒が取り巻きを連れてこちらに歩いて来た。 「あら、欠席魔のレインさんじゃありませんこと。フフ…、今日は欠席せずに来たんですのね。」 如何にもお嬢様なしゃべり方の女生徒は確か… 『エイル=スピリティ=ルアク=ディルトワルカ』とかいうクソ長い名前の貴族だ。 長い名前なので暇潰しに憶えてしまった。 確か北の大陸の大国、エルフェス王国の大貴族の家柄らしく なんでも10歳の時に爵位を手に入れた天才なのだそうだ。
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