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エルフェス王国はエルフの血を引く国と言われている。
まぁ耳も普通の人間と変わらないし、真実か虚実かは分からないが、魔力の量が人一倍多い。
多分、転生者や勇者には負けるだろうが、少なくともボクよりは多いだろう。
「…私(ﾜﾀｸｼ)を無視するなんて、よほど余裕なのですわね。」
そうよそうよ～と取り巻きが五月蝿い。
「え、いや、そんなつもりじゃ…」
怒らせてしまったようだ…。
「フフフ…、そこまで余裕を見せるからには決勝まで行けるに違いありませんわね。まぁ、行けたとしても私がいる限り優勝は無理でしょうけど」
そうよそうよ～と取り巻きが五月蝿い。
確かに、彼女は戦闘学科の中で群を抜いて強い。
自分の力がどれくらい通用するのか分からないのでボクも勝てるか分からない相手だ。
「では、ごきげんよう欠席魔のレインさん。」
そうよそうよ～と取り巻きが五月蝿い。
って言うか取り巻き…それしか言えんのか？
君らは一世代前の女子か！
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