学園?HAHAHA通うがサボるに決まってる。

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只でさえ師匠の二人には勝てなかったのだから帝にボクが敵う筈がない。 そんな帝に彼女は成りうる可能性を秘めている。 今はまだ力不足だろうが… 雷帝辺りになるだろう。 因みに氷帝――一般的に氷属性の魔法を使えるたった二人の内の一人と言われている。 しかし本当は氷属性など存在しない。 氷魔法は水属性の『古代魔法』の事なのだ。 古代魔法とは、一般的に…いや、世界的に知られていない魔法階級 特別な魔具がないと使えない。 その魔具は、この星に七つしか存在しない。 何故ボクがそんな事を知っているのかというとクインさんに教えて貰ったからだ。 「どうでしたか私の戦いは?」 どうやら試合が終わったディルトワルカが休憩室に戻ってきたようだ。 「うん…凄かったと思うよ。」 素直な感想を話す。 「フフ…当たり前ですわ。貴方も私を見習う事ですわね。」 いやいや、無理ですからボクは君ほど魔力がないからね…
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