学園?HAHAHA通うがサボるに決まってる。

19/37
前へ
/349ページ
次へ
「試合――始め!!」 開始の合図と共にブリテタニアンの元へ全力で走る。 ボクの脚は自分で言うのも難だが、速い。 本気で…全力で走れば金メダリスト並み 強化魔法を使わずにその速さで走れる。 その脚で一瞬にしてブリテタニアンの前まで来た。 ブリテタニアンは驚き慌てて剣を抜き振るが そんな剣は簡単に避けられる。 剣を避けた後、刀をブリテタニアンの首筋に当てる。 「君の負けだ。」 「…な…ぜ……だ?」 戦闘場と観覧席の空気が死んだ。 サボり魔であるボクが優勝候補に勝ったのだ。 しかも一瞬で、だ。 番狂わせ…いや、大番狂わせだ。 一回戦はあんな戦いをしたがボクは決して弱い訳ではない。 これでも何年とも分からぬ時間を飲まず食わず寝ずで修行をしたんだ。 嘗めて戦ってるヤツ相手に本気を出したのだから勝つのは当たり前だ。
/349ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6879人が本棚に入れています
本棚に追加