学園?HAHAHA通うがサボるに決まってる。

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キンッと大きな金属音が鳴り響く そして彼女が持っていた訓練用の剣は弾き飛ばされ離れた地面に突き刺さった。 「最後にもう一度言う降参をしろ。さっきは斬ると言ったが、君の血は刀の錆びにする価値もない。」 彼女は俯き呟いた。 「降参だ…」 唯一の武器である剣を持っていない今では勝ち目が無いと理解したのだろう。 今度は潔く負けを認めた。 「勝負あり!!アルサ=P=ブリテタニアンの降参により、勝者レイン=サザナミ!!」 観覧席は依然として静まりかえっている。 ボクは戦闘場を出ようと歩き出す。 「ま、待て…待ってくれ!!」 ブリテタニアンがボクを呼び止める。 「カタナとは、貴様の……貴方のその細いサーベルの銘か?」 サーベルか… 「いや、サーベルではない刀だ。それにこの刀は無銘だよ。」 「…そうか」 他にも何か言いたそう、と言うより言いたい事ではない事を話してしまったのだろう。 「いつか本気の君と戦ってみたいな」
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