学園?HAHAHA通うがサボるに決まってる。

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「フフ…決勝戦で貴方と戦う事になるなんて思いませんでしたわ。」 ディルトワルカ…彼女が対戦相手だ。 「フフ…あの試合の貴方は無様でしたもの」 ディルトワルカはその台詞を言い終わると、突然、嘲笑を止め真剣な顔付きになり言った。 「ですが、あの試合はあの試合ですわ。たとえどんな戦いでしょうと、どんな相手でしょうと私は一切手を抜くつもりはありませんわよ。」 それはつまり本気宣言 優勝候補の本気宣言だ。 いや、決勝戦なのだから本気でくるのは当たり前なのだが… それでもボクは嬉しかったのかもしれない。 いや、嬉しかったのだろう。 二回戦目で戦ったブリテタニアンは相手により手を抜く事に対し彼女…エイル=スピリティ=ルアク=ディルトワルカは誰に対してでも本気で戦う。 まるで、アイツのようなヤツがこの世界にもいる事が嬉しかったのだろう。 それと同時に悲しかったのかも…いや、そうじゃないな… だから俺はこう応えた。 「もちろん"オレ"も本気で戦うよ。」
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