学園?HAHAHA通うがサボるに決まってる。

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まぁ例えディルトワルカがボクの試合を全部見ていてもボクの戦い方が分からないだろうが… ボクは全ての試合を別々の戦い方でやっていたからだ。 それに、例え全てのボクの試合を見ていて尚且つ全く同じ戦い方をしていても彼女はおそらく対策など立てなかっただろう。 どんな戦いだろうとどんな相手だろうと手を抜かないって事は、つまりそういう事だ。 だからボクも戦闘学科なのを無視して己の力を信じ小細工無しで戦う。 そして、彼女の元へ着く 刀の間合いは丁度良いくらいだった。 そして居合い抜き 戦いじゃなかったら、ふざけて「アマカケルリュウノヒラメキッ!!」と叫んでいただろう。 しかし刀の刃は彼女のレイピアにより阻まれ彼女に届く事が無かった。 だが狙いは詠唱を止める事だ。 目的は達成できた…――と思っていた。 普通なら詠唱に集中出来なくなり詠唱が止まる筈なのだが、 彼女は唱っていた。 例えるならバンドでキターを弾きながらヴォーカルをするように… ピアノを弾きながら唄うように…
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