6879人が本棚に入れています
本棚に追加
中学の頃、体育でやった柔道
それがここで役に立った。
ダンスとの選択授業だったが柔道を選んで良かった。
投げられた彼女はレイピアを落とし地面に叩きつけられた。
受け身をとってないので衝撃で少しの間、動けないだろう。
その隙に彼女のレイピアを拾い。
彼女に突き付ける。
「これでボクの勝ちだね。」
戦闘場はやはり静まりかえっている。
サボってばかりいるボクが優勝するとは誰も思わなかったのだろう。
「降参ですわ」
「勝負あり!!エイル=スピリティ=ルアク=ディルトワルカの降参により勝者レイン=サザナミ!!」
拍手は無い。
試合中にいきなり散髪し始める野郎に拍手する気など起きないだろう。
ボクだったらしない。
大して派手では無い試合だったが今までの試合の中で一番苦戦した。
もし、最後の攻撃が突きじゃなく払いだったら負けていたかもしれない。
最初のコメントを投稿しよう！