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「……しませんの…」
何故に残念がる？
「ほぉ、サザナミ、何故断わるんだ？」
「この学科はボクに向いていません。転科させてください。」
「優勝しておいて向いてない、か…。はぁ…分かった何科が良いんだ？」
「ちょ、ちょっと、お待ちなさい。勝ち逃げする気ですの!?」
なるほど、それで残念がっていたのか
「いや、違うよ。お互い同じ場所で学んでも何も変わらない。それじゃあ楽しくないだろ。」
口から出任せ、を言う。
「で、でも…」
と口ごもるディルトワルカ、何も思い付かなかったのだろう。
「ボクが転科したいのは探検･冒険科です。」
「了承だ。」
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