王道そうで王道じゃない少し王道な始まり

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* * * 気が付くと 見た事の無い真っ白な空間に立っていた。 地面と他の部分の境界が解らないほど白い空間 影もない。 音もない。 果てしもなく続く白 それは、未知の恐怖があった。 ボクは死んだのだろう。 車に轢かれたのだから、きっと死んだ。 『お前は死んでない。』 不意に何処からか声が聞こえた。 携帯小説の世界だったら、ここは天界で、あの声は神様なのだろう。 白い空間と言うのが何よりの証拠だ。 じゃあボクは転生するのか… ん? 「死んでない?」 じゃあ転生は? 『転生なんて出来ない。』 転生が出来ない… つまり、ボクは連や悠斗がいる世界には行けないのか…
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