伏線は手当たり次第ばら蒔いとけば良い。

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「えっと…レミカ先生ですか?」 ボクが入るクラスの担任に当たる人物の名前だ。 「如何にも、私がレミカだ。」 私が、と言われても顔どころか姿すら見えない。 「ん、どうした? ……あぁそうか、すまんすまん、今は一身上の都合で姿は見せられない。」 一身上の都合ね…。 実は魔族とか犯罪者だったりし「キャーッ!!」 レミカ先生の悲鳴だろうか… 声のした場所は同じだが、声が別人のように聞こえた。 そして天井はドタドタと騒がしい。 「ゴキ、ゴキブッ!!」 ドタンッと天井の板が外されている場所から何かが落ちてきた。 「ふぇ…えぇ~ん。」 と落ちてきた何かが泣き始めた。 「空から幼女が降ってきた…」 何か=幼女 だった。 服装は忍装束を思わせる黒づくめ
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