王道そうで王道じゃない少し王道な始まり

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「いやいやいや、じゃあボクは何でこんな空間に居るんだよ。」 『お前に頼み事があるからだ。』 頼み事か… 面倒事に巻き込まれる気がする。 『君は物語を読んで、こう思った事があるか?"ここはこうした方が面白いのに…"と』 「無いとは言い切れない。」 『つまり、物語の運命を面白そうだからという理由で勝手に変えるヤツが現れた。』 「筆者としては悔しいだろうね」 『そうだ。ヤツは自らの事を神と名乗り転生者を送り、召喚される筈のない勇者を召喚させ、魔王を同時に送り込み物語を運命を変えた。』 運命か… 『何度、物語を繰り返しても運命は変えられてしまう。ヤツの送り込んだ主人公は運命を変える力を持つ…』 まぁマンガとかも主人公って運命を変えちゃうし… 『だったら、同じ運命を変える程の力を持つ主人公を使えば運命は変えられずに済む、という結論が出た。』 ………。 『お前が最後の希望だ。頼む、主人公になってくれないか…』 だが断わる!!
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