たった一人の私の好きな人

１４．２人っきりのクリスマス

とりあえず、私は暖かいカフェオレとコーヒーを入れた。
「どうぞ」
「ありがとう」お互いに一口飲む。

手汗が出てきた。
「奈緒がなんで緊張してる？」
すぐに緊張していることがばれてしまった。

「あんま、友達を家に呼んだことがないから」詩織は静かに笑った。