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二人は事件の話でどんどん盛り上がっていきましたが、沙英子の方は、ぽかんと呆れたような顔をして、
「二人とも事件のこととなると夢中ね。
とにかく、早く犯人が捕まってほしいわよね。
そうじゃないと安心して近所も歩けないわ。
ところで、私はそろそろ食事の準備に掛かろうと思うのだけど?
失礼してもいいかしら? 」
裕輔と雅美の顔を交互に見比べています。
裕輔が「もちろん。よろしく頼むよ」と言うと、ほっとしたようにキッチンに向かいました。
真理子も沙英子と一緒にキッチンに行ってしまいました。
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