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「どうやら他の皆には気分の良い話じゃないようだね」
「真理子さんや沙英子叔母様は、殺人と聞いて怖がっていましたから。
きっと普通はそうなんだと思います」
雅美は残りのアイスティーに口をつけました。
「ところで、姫はもう一つの事件が存在していたのではないかと言っていたね。
その話にはとても興味を持ったんだが、その理由は不審車両の人物が、我々が遭遇した犯人と別人だからと思われるだけではないのだろう?
姫は一体、どんなことに気が付いたんだい? 」
「それなんですが……
ちょっと自分の小さい頃にあったことを思い出していたんです。
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