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そのことが今回のもう一つの事件を連想させたのですが……
実は、まだ確認してみたいこともあるので自信がないんです…… 」
雅美は、ちょっと首を斜めに傾げました。
「早野警部達が必死に捜査しているから、いずれ真実が分かるのだろう。
この前の事件(小説「狂う」で雅美が遭遇した事件)の時にも言ったと思うけれど、事件の謎を追うあまり単独行動はしないと約束してくれるね? 」
裕輔の心配が分かるだけに雅美は大きく頷きました。
「今度は叔父様が一緒だから大丈夫です。
でも、何処かで何食わぬ顔をしている犯人がいたら許せないですね。
ほんと、早く犯人が捕まるといいですよね」
正義感に燃える雅美の様子を見ていると、裕輔はちょっと心配になってきました。
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