未遂

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「真理子さん、ありがとうございます。 私は意外とタフみたいです。 でも、沙英子叔母さまが心配してくださっている気持ちも良く分かるんです。 ですから…… 」 「分かっているわ。 私も共犯者ね」 雅美は祖母のことをずっと「真理子さん」と呼んでいます。 お互いに親指を立てる仕草で笑い合いながら、祖母と孫の間で協定が結ばれたのでした。
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