--Prologue・゚

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(~~…えっ…?~~) ナンパ男ぢゃない誰かの手に握られた。 「ごめん、こいつ俺の女だから」 「………へっ?」 突然のことに驚いて、突拍子もない声が出てしまった。 「てめぇ、誰だよ!」 「だから、こいつの男。わかった?……いくぞ」 「……えっ、あ、はい!」 ちょっと、待って! 誰?どっかで知り合ったことある? いやいや、ないない! こんな男の人、知らない、知らない!! しかも、……手、繋いじゃってるし。 人の間をすり抜けてやって来たのゎ一本の桜の木の下だった。 「あぁー、心臓壊れるかと思った!」 あ、やっぱ手、離すんだ。 ………って!何考えてるのよ私ゎ!
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