初めてあった日

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『大丈夫ですか?』 返事がない。 その代わり、荒い息づかい聞こえる。 のぞき込むと、杉田大翔だった。 ーえ、やばくない?ー 『誰か救急車…』 私の小さな小さな声を拾ってくれた高杉淳がいた。 『今救急車呼ぶから』 すると、わずか5分足らずで、救急車は来た。 ーえっ!速すぎー 私が救急車のくる早さに呆気にとられていると、大翔を乗せた救急車は去っていった。 『……ぶ?…丈夫?大丈夫?』 私に向かって発された声にはっとして顔を上げると、高杉淳がいた。
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