0人が本棚に入れています
本棚に追加
/4ページ
『大丈夫ですか?』
返事がない。
その代わり、荒い息づかい聞こえる。
のぞき込むと、杉田大翔だった。
ーえ、やばくない?ー
『誰か救急車…』
私の小さな小さな声を拾ってくれた高杉淳がいた。
『今救急車呼ぶから』
すると、わずか5分足らずで、救急車は来た。
ーえっ!速すぎー
私が救急車のくる早さに呆気にとられていると、大翔を乗せた救急車は去っていった。
『……ぶ?…丈夫?大丈夫?』
私に向かって発された声にはっとして顔を上げると、高杉淳がいた。
最初のコメントを投稿しよう!