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扉の前に立っていたのは小さい男
うちの制服ではないし
赤茶色の髪はおかっぱでニットの帽子をかぶってる
メガネの奥の瞳は切れ長のひとえで
ニタニタ笑いながら俺を見上げてる
ショウゴ「…君は…どこの生徒かな?」
どぅ頑張っても苦笑いにしかならない
「ここの生徒ですょ」
と、さらにニタニタして生徒会室に入る
「失礼しまぁっす」
何なんだよテメェはっっ!
乃愛だと思った分
苛立ちが隠せない
ショウゴ「君なんの用かな?
いや…まず名前」
「ふぅん…意外と面白いかもなぁ~(笑)」
俺の言っている事を遮って
さらにニタニタニタニタニタニタニタニタしやがる…
ショウゴ「いい加減にしろ
俺の質問に答えろ」
「怖いなぁ(笑)
そんなにイライラしないで下さいょ
乃愛ちゃんが来たと思ったのにって顔に書いてありますょ」
は?
コイツ…さらに何者なんだょ…
「ははっ★将吾先輩って本当は可愛いんですねぇ(笑)」
俺より女顔のお前が言うな
と言いたい所だが
疑問が多すぎて何も言えない
「眉間にシワよってますょ(笑)
まず自己紹介ですっけ?
僕の名前は猪瀬リオです
ちなみに一週間くらい前に転校してきて
これは前の所の制服です
学年は一年です
」
ショウゴ「転校生ねぇ」
リオ「あと用件は
僕も生徒会に入りたいと思いまして(笑)」
冗談だろ…
ショウゴ「悪いが諦めてくれ、
僕は君みたいな
不愉快な人間は嫌いなんだ」
リオ「残念(笑)
じゃぁ最後に聞いてもいいですか?」
ショウゴ「何?」
リオ「さっき将吾先輩と乃愛ちゃんは
生徒会室で何してたんですか?(笑)」
本当になんなんだコイツ…
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