あの日

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あの日家に帰ると 部屋に灯りは無く 静まり返っていた      いつもは家族が喋っていたり 笑っていたりするのだが今日は違った 違和感を感じた私は 玄関の鍵を開け 慌てて 普段は家族が集まっているリビングへと向かった リビングに近づくにつれ むせ返る 鉄の匂い リビングに足を踏み入れると 足裏に生暖かいヌルっとした感触 暗くてよくわからない… 私は部屋の灯りをつけた 何が起きているか すぐには理解できなかった、 目の前に横たわる 父、母、弟 皆、赤く染まってて 動かない… 「キァーーーーー!!!!」 私は何が起きているかをようやく理解し その場に倒れこんだ
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