157人が本棚に入れています
本棚に追加
物語の中に入り込むこと数時間。
後の予定のない俺は、すっかり物語に夢中。時間を確認するのも忘れて、ページをめくり続けていた。
なに、時間になれば図書館の閉館アナウンスが流れるだろ? だから時間を気にする必要はない。
大学生なんて、自由なものだ。
……。
……。
……。
いやぁ~、一気に読んじまったな。特にラストが最高……って。本を閉じた俺は、ようやく周りの変化に気がついたのだった。
いつの間にか周囲が薄暗くなっている。
不思議なことに、俺の座っていた机周りだけが、明るく照明が灯っていた。
は?
最初のコメントを投稿しよう!