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つい最近完成したばかりの樺羅杜学園。確かにきれいな校舎で、街中にあるわりにはすごく広そうだけど。
俺は栃木の県立高校に1週間前入学したばかりなんだけど。
自動的に転校という事になるらしい。
もう2か月くらい早く言えよ。うちの両親もめちゃくちゃ心配してるだろうし。
ムチムチ巨乳お姉さんにそそのかされた俺が悪いけどさ。
「今日はもう遅いですから、寮の方に案内致します。学園のすぐ横にありますからね」
学園の本当にすぐ横。正門から100メートル程歩いた所に、5階建ての、これも綺麗な建物。
アネットさんのお尻を追い掛けていたらすぐに着いてしまった。
「樺羅杜学園に通う特別生徒は皆、ここの寮に入ります。魔王である魔人様も、この寮の部屋を使って頂きます」
寮か。まあ、栃木から通うわけにはいかないしね。
「私とイロハもこの寮に住みますわ。私の部屋の周りをうろちょろとしていた時は、すぐ警察に通報するから、覚悟しなさいですわ」
一体どういう目で楓は俺を見ていたのだろうか。まるで巨乳眼鏡美人のおケツをずっと見ていたのような汚らわしい視線を向けている。
強気くのいちの冷たい視線。これ以上のご褒美があるのだろうか。
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