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馬鹿長い階段を上り切り、エレベーターに乗って、学園校舎の裏へ。
そしてそこからテクテク5分程歩き、寮の前に戻ってきた。
改めて、寮の建物を見上げると、全部で五十程ある部屋のうち、半分程の割合で明かりが点いていた。
「魔王様の部屋をご案内しましょう」
寮正面の出入り口から中に入る。
入ってすぐの所に、自販機やソファーがあり、新聞や雑誌も数部置かれている。
アネットさんのお尻をまたしても眺めながら、廊下を歩いていくと、1階の端の部屋に行き着いた。
「ここが魔王様のお部屋です。カギもお渡ししておきますね」
アネットさんからカギを受け取り、早速部屋に入り電気を点ける。
「ここ、もしかして新築?」
「はい。学園と同じく、半年前に建てられたばかりですよ」
「そうなんだ。すげー!」
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