樺羅杜学園入学

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「何をあんたはふざけているんですの……」 「だ、だって……。ギャグじゃないの? あんな小さい女の子が学園長とか……ふふ」 隣に座る楓に注意され、何故かさらに面白さが増す。 だって、7、8歳くらいだよ?壇上にいる女の子は。 絶対に毛も生えてないよ。 なのに、希望に満ち溢れた若者を祝うとか、何とか……。 お前何様やねんって話じゃん。 「この学園は皆さんの勉学を……むっ……。そこ、ふざけるのは止めなさいなのです」 挨拶をする小さな校長先生がそう言った時、体育館中の視線を一斉に感じた。 さすがに笑ってられなくなった。
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