樺羅杜学園入学

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「以上で挨拶を終わります。新入生代表、赤嶺綾音」 彼女が壇上でぺこりと頭を下げると、体育館内には主演女優賞並の凄まじい拍手喝采。 魔法少女+相当のべっぴんさんだったから、1人当たりの拍手が少なくとも5割増しなのは間違いない。 やり遂げた感を見え隠れさせながら、挨拶を終えた赤峯さんが、元のパイプ椅子に座る。 「校歌斉唱」 もはやこれもお約束だ。 魔法少女の為な学園とはいえ、やる事は普通の学校と何ら変わらない。 スクリーンに写し出された歌詞を目で追いながら、みんなで校歌を歌う。 せっかくなら、アニソン風にすればよかったのに。 普通の真面目な校歌だった。
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