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体育館通路をテクテク。1階廊下をテクテク。
そうしている間に、また楓が俺の手をつねってきた。
「あんたはさっき、何をふざけていましたの!? あれじゃ、いい笑い者ですわよ」
「ふふ……だってさ、あの小さい女の子が……」
思い出させんな。何かツボだったんだよ、あの可愛らしい光景が。
「あんたごときが笑える立場の人ではありませんのよ。ミラマ大賢者様をご存知なのではなくて?」
「ミラ……? ごめん、知らない」
俺がそう答えた瞬間、周りのクラスメイトがざわっとしやがった。
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