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しかし雰囲気は微妙だ。私立であるため、顔見知りがいないのか、世間話などする人はおらず皆無言。
すげー用を足しずらい雰囲気なので、俺はトイレにいる30人程の野郎共全員に向かって、挨拶する事にした。
「俺、A組の新井っす!!チュースッ!!」
「…………」
俺の声がトイレ中を駆け巡り、そのまま反響して俺の元へと帰ってきた。
完全に外したわと、冷や汗をかきはじめた時……。
「B組の森元ッス!チュースッ!」
列の後ろから乗ってきた奴がいた。
そしてその一声を皮切りに……
「C組今村ッス!チュースッ!」
「「チュースッ!!」」
「B組青野ッス!チュースッ!」
「「チュースッ!」」
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